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QRコード決済は個別に契約した方がお得?メリットとデメリットは

この記事の概要

  • QRコード決済の導入には2つの方法がある
  • QRコード決済は個別契約の方が決済手数料が安い
  • 個別契約のメリットデメリットを抑えておく
  • QRコード決済にはユーザースキャン方式とストアスキャン方式がある

QRコード決済のシェアと導入すべきQRコード決済サービス

日本では利用されているQRコード決済は30種類以上あると言われています。

このうち主に利用されて椅子のは10種類程度で、それぞれのシェアは以下の通りとなっています。

引用元:2023年7月決済・金融サービスの利用動向調査

このため導入しておきたいQRコード決済サービスは次の4つとなります。

 

QRコード決済各社の決済手数料

QRコード決済の決済手数料は、決済代行会社と契約する場合に比べてQRコード決済会社と直接個別に契約する方が安くなります。

PayPay 楽天ペイ d払い au PAY
直接契約 1.76~2.178% 3.24% 2.86% 2.86%
Airペイ 3.24% 3.24% 3.24% 3.24%
Square 3.25% 取扱無し 取扱無し 取扱無し
STORES決済 取扱無し 取扱無し 取扱無し 取扱無し
楽天ペイ 取扱無し 3.24% 取扱無し 3.24%
PAYGATE 3.24%~ 3.24%~ 3.24%~ 3.24%~

 注:税込で表示しています。

 

QRコード決済各社の入金サイクルと手数料

QRコード決済の入金サイクルと入金手数料は、決済代行会社及びQRコード決済会社で違いがあります。

PayPay 楽天ペイ d払い au PAY
直接契約 1回/月
無料
毎日又は随時
無料または330円
2回/月
1万円未満は200円
1回/月又は2回/月
無料
Airペイ 1回/月
無料
1回/月
無料
1回/月
無料
1回/月
無料
Square 翌営業日又は4回/月
無料
取扱無し 取扱無し 取扱無し
STORES決済 取扱無し 取扱無し 取扱無し 取扱無し
楽天ペイ 取扱無し 毎日又は随時
無料または330円
取扱無し 毎日又は随時
無料または330円
PAYGATE 1回/月
加盟店負担
1回/月
加盟店負担
1回/月
加盟店負担
1回/月
加盟店負担

入金サイクルと手数料に関しては、QRコード決済各社もキャッシュレス決済代行会社も明確な違いはありません。

 

ストアスキャン方式とユーザースキャン方式

QRコード決済の決済方法は、QRコードをどちらが提示するかで「ストアスキャン方式」と「ユーザースキャン方式」の2種類に分かれます。

ストアスキャン方式

ストアスキャン方式」は、顧客の提示したQRコードをお店側がスキャンするやり方で「顧客提示型」とも呼ばれています。
キャッシュレス決済代行会社では、ほとんどが「ストアスキャン方式」を採用しています。

「ストアスキャン方式」はPOSレジとの親和性が高く、金額間違いが少ない方法です。

また顧客はバーコードを見せるだけなので顧客の負担が少なく、顧客に喜ばれている方法です。

 

ユーザースキャン方式

ユーザースキャン方式」は、顧客が店頭に表示してあるQRコードを読み取り金額を入力するやり方で、「店舗提示型」とも呼ばれています。
QRコード決済会社と契約すると、ほとんどが「ユーザースキャン方式」となります。

お店側はバーコードを表示しておくだけなので簡単に導入することが出来ますが、顧客に金額入力の手間がかかり、双方で金額の確認が必要となります。

 

 

QRコード決済会社と個別契約するメリットデメリット

決済代行会社を通さず、直接QRコード決済会社と契約する際のメリット・デメリットは次の通りです。

個別契約のメリット

  1. 初期費用がかからない
  2. 決裁手数料が安くなる
  3. 加盟店向けのキャンペーンに参加できる

1.初期費用がかからない

QRコード決済会社と直接契約するメリットの1番目は初期費用がかからないことです。

店頭にQRコード決済会社から配布されたバーコードを表示するだけで始めることが出来るので、導入費用はほとんどかかりません。

2.決裁手数料が安くなる

QRコード決済会社と直接契約すると決済手数料が安くなります。

キャッシュレス決済代行会社は3.24%の手数料を取るところが多いですが、直接QRコード決済会社と契約すると2%台のところが多いです。

3.加盟店向けのキャンペーンに参加できる

QRコード決済会社と直接契約すると、加盟店向けのキャンペーンに参加することが出来ます。

キャンペーン目当てで安い手数料のQRコード決済を利用してもらうことも期待できます。

個別契約のデメリット

  1. 入金サイクルが長い
  2. 入金のタイミングが別になり管理がしにくい
  3. 入金に手数料がかかる場合がある

 1.入金サイクルが長い

QRコード決済会社と直接契約すると、入金のサイクルが月1~2かいになる場合が多いです。

2.入金のタイミングが別になり管理がしにくい

QRコード決済会社と直接契約すると、入金のタイミングが他とずれてしまい管理が大変になる場合があります。

キャッシュレス決済代行会社を通すと、すべて同じタイミングで入金されるので管理がしやすくなります。

3.入金に手数料がかかる場合がある

QRコード決済会社と直接契約すると、入金の際に振込手数料(入金手数料)がかかる場合があります。

 

まとめ

キャッシュレス決済代行会社の中には、QRコード決済に対応していない業者もあります。

一般的にQRコード決済は個別契約の方が決済手数料が安いこともあり、QRコード決済だけを個別で契約する方法もあります。

 

店頭にQRコードを表示するだけで初期費用もかからず、場所も取らないのでとりあえずQRコード決済だけ個別に契約するのも有りではないでしょうか。

ただ個別契約にもデメリットはあるので、QRコード決済の使用頻度や業態を考慮してどちらを導入するかを考えるようにしましょう。

 

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